かつて多くの生徒の学力向上に貢献してきた「同志館」という塾がありました。
当時は延岡駅近くのビルの1階が塾事務所で、2階から4階にある教室に生徒がびっしり入っていました。
保護者の皆様の中にも同志館の塾生だったという方は多いのではないでしょうか。
現在、建物内はガランとしていますが、それでも壁の落書きからは20年以上前の彼ら彼女らの青春が、確かにここにあったことを教えてくれます。
楽しい勉強?
「勉強とは楽しくあるべきなのか」
この問いには色んな答えがあると思います。
もちろん楽しい勉強も世の中にはありますが、僕自身は少なくとも受験に関しては「楽しさだけでは乗り越えられない」と思っています。
多くの部分は我慢や終わりの見えない壁の連続であり、時にはそれ以上進めず立ち尽くすしかない崖であったりします。
その困難に気力をなくしそうな生徒を何度も何度も鼓舞するのは、なかなかに骨の折れることでもあります。
それでも僕が塾講師として長年この業界にいるのは、「生徒たちの成長を間近で見られる」からです。
小学生や中学に入りたての頃は素直だった生徒たちも、中学生になりしばらくすると自分の考えを主張するようになります。(反抗期)
しかし、それも中3生の夏を迎えるころになると随分大人な考えをできるようになってきます。
そして塾の夏期講習を越え受験生の自覚が芽生えるころには、ただ真っ直ぐに実直に机に向かう受験と戦える集団になります。
そんな生徒たちは果たして勉強に楽しさを求めているでしょうか。
そうなった彼ら彼女らには「楽しい勉強」という概念すら必要なくなります。
もちろん、勉強の合間のブレイクの時間は大いに楽しんでいい。
しかし、受験生となり、ペンを握り、机に向かい、テキストに挑むときはただ真剣であるべきなのです。
受験は苦しいが青春である
受験は苦しいものです。
受験は生徒たちが初めて直面する厳しい現実です。
だからこそ、僕は彼ら彼女らのそばで助けてあげたい。夢に向かう道をつなげる手伝いがしたい。
受験は生徒を大きく成長させます。
受験は青春の大切な時間をかけるに値するものです。
20年前、確かにそれを体現していた生徒たちが同志館にはいました。そしてそれは時代が流れても変わらず毎年繰り返されてきたものです。
コロナに負けない
今年は100年に一度の大きな危機が世界中を襲っています。
こんな年に受験生である生徒たちは不安でいっぱいだと思います。
半年先の未来すらハッキリと見えないのですから。
でも、僕はだからこそ何とかしてあげたい!
僕など生徒たちの可能性の前では取るに足らない小さいものだ。
しかし、僕には経験と知識がある。君たちを助ける術を持っている
だからここで、僕自身も学んだこの場所で、僕は塾を開かなければならなかった。
それも今年でなければ意味はなかった。
そういう運命だったんだと思う。
APIA同志館はまだひと教室しかなく、講師も僕だけしかいない小さな小さな塾です。
今年は新型コロナのこともあり、生徒を大きく募集するつもりはありません。
極力、3蜜にならないような人数で運営していきます。
その分、生徒一人ひとりにかけることのできる力は大きくなります。
全員をしっかり見ていきます。
さぼらせないし、遅れさせない。
- 受験生なのに塾が決まっていない
- 学校の休み間に学力が大幅に落ちてしまった
- 学校再開後のテストが不安だ
- 休みの期間を取り返せるくらいたくさん勉強したい
全部僕に任せてください。